外壁塗装の周期について

皆さん、こんな経験ないですか？

近所に新しくて“キレイな”マンションができてしまった・・・

そろそろ家賃の値上げも考えていたのに・・・

入居率下げたくないなぁ・・・

あなたがオーナー側ではなく、賃借人側だったら？

外壁が汚い物件と綺麗な物件、どちらを選びますか？

 

マンション・アパートなどの賃貸物件は、見た目＝外壁塗装がしっかりされているか、

という点も非常に賃料や集客に影響するポイントです。外壁塗装が住み心地に与える影響は決して無視できません

雨漏りや断熱、そのほか建物自体の耐久性を高める役割も外壁塗装は担っています。

どのくらいの周期でメンテナンスを行うべきか、という周期についてと、実際に外壁塗装を行うにあたってどのくらいの工期がかかってしまうのか、は重要なポイントです。

できるだけ長く、自身の賃貸物件の価値を維持し続けるためにも重要な外壁塗装ですから、しっかりと勉強して、入居希望者アップに役立ててください。

じゃあ、耐用年数ってどれくらい？

 

最近では耐用年数の高い塗料なども登場してきているのですが、一般的には12年ほどで塗り替えるのが良いでしょう。

15年～20年くらいの耐用年数を持つ塗料もありますが、やはり細かなひび割れや劣化などが気になってくると思われますので、10年を過ぎたら塗り替えを意識することが重要です。

また、外壁塗装だけではなく構造部分や排水など、細やかな部分も10年くらいたつと何かしら劣化して来たり気になったりする部分があるはずです。

修繕時期の目安としては、新築から約4〜5年が経過すると、鉄部塗装の補修や防水保護塗装（屋上・ベランダ）の補修が必要になります。鉄部塗装や防水保護塗装は、約5年に1回補修を行えば耐用年数が延びると言われているからです。約10年が経過すると、鉄部塗装や防水保護塗装の補修に加えて、外壁塗装の塗り替えやシーリングの打ち替えをする必要が出てきます。いつかやろう、ではなく、きちんと修繕積立を行い、急な破損に慌てたりしないようにしましょう。

 

☆マンションの外壁塗装の工期について

工期は、実際に外壁塗装を行うにあたって必要な期間です。

マンションの大規模修繕は、50戸未満であれば期間は2〜3ヶ月、50戸以上のマンションの場合は3ヶ月以上必要になることも多いと言われます。

小さいアパートなどであれば1か月から2か月ほどで完了すここともあります。

マンションなどは、4月など年度の前後に引っ越しシーズンとなり、ある意味ではかきいれ時です。

そんな時にせっかくのマンションが工事中であれば、入居者に対する印象も違ってきてしまいます。

そのほか、時期によっては防雨や雪対策など、思わぬ費用が工事費用に上乗せされてしまうこともあります。

自分のマンションがどのくらい工期を必要とする物件なのか、どのくらいの費用が掛かるのか、ある程度事前に相談するなどして情報を集めたほうが良いでしょう。

しっかりとした備えを行い、修繕の周期を回していくことこそ、長く使うために重要なことなのです。

このうち外壁塗装工事は、シーリングや防水工事を含めて30〜60日程度かかると言われています。大規模マンションでは、当然何ヶ月もかかることがあります。

15年が過ぎたらまた鉄部塗装と防水保護塗装、20年が過ぎたら鉄部塗装・防水保護塗装・シーリング打ち替え・外壁塗装を繰り返していくことになります。他に共用廊下部分の補修も必要になりますが、大体10年に一度で良いとされているので、外壁塗装などと一緒に実施することが多いでしょう。

ただし、防水塗装などにひびや剥がれがある場合は補修ではなく塗り替えになるので、費用には余裕を持っておいた方が賢明です。また、どんなマンションでも必ず経年劣化で修理箇所が増えていきますので、大規模修繕工事全体の費用は回数を追うごとに増えていくことも考慮して予算を組んでおかなければなりません。

塗装業界は相場が曖昧で、まれに悪質な業者も混じってくることがありますので、見積もりの吟味は慎重に行いましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

皆さまのお持ちの物件が日当たり良いところに建っているのか、もともとの塗料はどんなものを使っていたのかによっても工事の周期や工期は変わってきます。

人も建物も見た目が重要です。

お客様に会うのに化粧をしたりオシャレをするのと一緒で建物もお化粧＝塗装をして綺麗にして、いつまでも入居者様が笑顔で過ごせる場所にしてあげたいですね。